組織のあり方について考える

2020.05.14 / Others / その他 / Author: ggl_webadmin

お手伝いしているNPOの組織のあり方について、考えさせられる事がある。それぞれたかい専門性をもつ小集団によって、自然発生的にティール型モデルで運営していたものが、世代交代によってヒエラルキー型の事業モデルに変化しようとしている。その軋轢と不協和音が、様々な形で顕在化してくる。折しも、新型コロナウイルス感染の騒ぎと同時に起こっているので、顔を合わせて話し合うこともままならず、オンライン会議となる。モニターで顔が見えたとしても、あまり細かい目の動き、笑み、仕草、雰囲気などは分からない。言葉だけでコミュニケーションをとると、ソフトランディングすることは難しく、言葉通りのエッジの効いた会議になる。もちろん、営利が第一目的と決まっている筋金入りの企業であれば、鋭い言葉で展開される会議も是であろう。しかし、自然保護やアドボカシーを主な活動とするNPOとなると、現場を共に見て、酒を酌み交わし、目指すべきはるか遠くの目的を語り、共有するマインドセットが最も重要だったりする。今の混沌が、雨降って地固まるとなるよう、しっかりと底支えをしようと思っている。

« | »